SANYO:DSC-MZ3用 広角・望遠コンバージョンレンズ取付アダプターの作成

SANYO DSC-MZ3

SANYO動画デジカメ DSC-MZ3は、画素数が211万画素と400万・500万画素が主流なりつつある今、スペック的には見劣りします。
しかし、1/1.8型と大きめのCCDが生み出す美しい画像と、搭載された機能の豊富さで一部マニア(残念ながら)の間で熱烈な支持を受けています。
特に起動時間の早さ(今では標準か)・動画性能(並ぶものは1機種しかない)・連写性能・マニュアル設定の幅広さは現在でも同クラスの中ではトップだと思います。
また、オート撮影でも確実にきれいな写真を残せるため、初心者が買っても十分使いこなせる機種です。
(ただ、SANYOのブランドイメージとデザインが選択のじゃまをしているような気が・・・隠れた名機なんですが)


そこで、MZ3をもっと楽しむために、広角・望遠コンバージョンレンズを取り付けるためのアダプターを作ってみました。
もともと、MZ3にはオプションでコンバージョンレンズは無く、取り付ける方法もありません。
ここで紹介する作り方は、価格.comの「MZ3」掲示板に掲載された方法を参考にさせていただきました。
あまり立派な工具類が無くても、少し手間をかければできます。


なお、カメラ本体への加工は行いませんが、アダプターの作成・取付方法が不適切なとき、繰り出すレンズと接触し、最悪の場合はカメラを破損することが考えられます。
作成・取付については自己責任で行ってください。




アダプター完成写真

アダプターベース、レンズアダプター・単眼鏡アダプター
MZ3+アダプターベース
MZ3+アダプターベース+レンズアダプター
左 : レンズアダプター
中 : アダプターベース
右 : 単眼鏡アダプター(別ページで説明)


アダプターは、ベースとレンズアダプターの組合せで使用します。
レンズアダプターの代わりに、単眼鏡アダプターなど他のアダプターとの組み替えが可能です。


アダプターベースの作成

材料

アルミアングルピース
Kenko MCプロテクター
50×50×3
37mm径
押さえのスプリングをはずし、枠のみ使用

カットされた50mm角のアングルを使ったため、ベース枠の強度の関係からプロテクターを37mmにしたが、枠の内側と繰り出すレンズとの隙間が少ない。
このため、ベースのカメラへの取付がズレると、繰り出すレンズと干渉する危険がある。
アルミアングルのより大きいものが手に入れば、プロテクターも大きなものが利用でき安全だが、下のレンズアダプター用のアダプターチューブも選び直さなければならない。

作成方法

MCプロテクターの外経を基準に、切り取予定の円をケガく。
( 穴の中心の高さ位置を決めるために、三脚ネジでカメラに取り付けた状態を想定し、あらかじめ底部に滑りどめのゴムシートを張っておく)

ケガいた円の内側に3mmドリルで穴をあけ,、ニッパー・糸鋸などで間をつなぎ不要部分を切り取る


内側の穴を金工用ヤスリで削ったあと、サンドペーパーで仕上げてプロテクター枠が挿入できる大きさにする。

外形も、金鋸で余分なところを切り取ったあと、金工用ヤスリ・サンドペーパーで仕上げる

穴を手作業で真円に仕上げるのは難しいので、このような方法とった

イレクターのジョイント(直径34mm)にサンドペパーを巻き、回転させながら削る。
サンドペーパーの下には適当に紙を巻き、穴の径が広がり削れなくなった時に、さらに紙を足して太くする。
この繰り返しで、必要な大きさに仕上げる。

整形した穴に、MCプロテクター枠のフィルターネジ(オス側)を削り取ったものを接着する
底部に三脚穴に合わせて取付けネジ用の穴をあけて完成

作例では、プロテクター枠の裏側にもゴムシートを張ったが、厚いものだとネジで完全に固定されず、三脚穴を中心に回転ズレを起こすことがある。


レンズアダプターの作成

材料

Kenkoデジタルカメラ用専用アダプターチューブ
Kenko MCプロテクター
37mm(DCーA1) 
オリンパスC−4040・3040・2040・3100用
37mm径
押さえのスプリングをはずし、枠のみ使用

作成方法

チューブのオスネジ(カメラ取付側)を削り取る

チューブの長さはレンズの先端との取付るコンバージョンレンズ後端とのスペースを考えてカットする(あまり余裕をとりすぎると画像のケラレが大きくなる。)

注:カメラ側レンズの繰出量は、ワイド端ではなく、電源OFF時に最大となる。(OFF時に少し繰り出す)


MCプロテクターをチューブにはめ込む。
(プロテクター側は無加工でピッタリ入る)







2004.3.22 更新
アダプターベースの改良



アダプターも、軽い単眼鏡をつけている場合は問題なかったが、カメラをスコープにつなげて、手持ちで撮影するようになると、カメラ自体の重量や加わる力で、固定している三脚穴を中心に回転ズレを起こすようになった。
(三脚使用で、レリーズを使っていれば従来どおりで良かったかもしれない)

そこで、固定方法を三脚ネジでカメラボディに強く締め付けるというやり方から、カメラ前面・底面の突起している部分をくわえ込む形に変えてズレを防ぐことにした。
このため、アダプターに以下のように手を加えた。

材料はアルミ板も考えたが、加工が容易ということで1ミリ厚のプラスチック板を使い、接着にはとりあえず両面テープを使用した。



フィルター枠裏面の加工

レンズアダプター装着面の裏側にプラスチック板を3枚貼った。

プロテクター枠はアダプター表側で平面を合わせているので、裏面に1ミリ出ている。
従来は、この枠の周囲にゴム板を切り抜き貼っていたが、これを外した。
ゴム板に代えて、この部分を平面にするため、フィルター枠に合わせて穴をカットしたプラスチック板1枚を貼りつけた。
さらに、カメラレンズ部分のリングの外形に合わせて、直径40ミリの穴を開けた板を2枚貼った。


アダプター下面の加工

下面にも当初ゴム板を張っていたが、これも剥がした。
代わりに、カメラボディの底面にある小さな突起・ネジ頭・三脚穴に合わせて穴を開けたプラスチック板を付けた。(次の写真参照)
下の写真とは三脚穴部分が相違しているが、実際に使用しているMZ3は、カメラ三脚穴のプラスチックが、今までの強い締め付けによりつぶれて変形しているので、上のように近くネジ頭の外側まで穴を広げて固定している。


<底面に貼ったプラスチック板の穴開けイメージ>

左の写真のMZ3は予備機で三脚穴は正常な状態

(使用機も変形した三脚穴のプラスチックを整形して、これに変えようと思う)



< 改良アダプターの装着状態 >

今までは、三脚穴に固定ネジで強い力をかけて締め付けていたが、装着した状態で確実に固定できているので、三脚ネジは通常の締め方で良くなった。






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